2013年04月19日

蓄膿症の手術体験記4。

先日、蓄膿症を改善するための手術を受けました。
これから同じ手術を受ける人の心構えになればと思い、体験記をまとめてみました。

前回は手術中のことを中心に書きました。
4回目は「療養1~2日目」について書きます。


手術後、局部麻酔の影響で、頭も体もフラフラ。
そして、鼻には大量のガーゼを詰められ、鼻呼吸は一切できない状態。

親の運転で家に帰った後、部屋に入り座椅子を布団代わりにしてダウン。
しばらく動けない状態でした。

しかし、動けない状態だけど、動かないといけない状況になります。

横になって30分。
喉に違和感が出てきました。

喉に何かが溜まっていく…。
何だ?
この感じは?

近くにあったティッシュを取り、その中に痰として出しました。
すると、鼻の奥側から痛みが…。

鼻が完全に詰まっているため、痰を出す時に空気の逃げ場がなかったと思います。
しかも、痰は真っ赤。
鼻で出血したものが、喉に下りてきていました。

そして、喉に行かない血は鼻のガーゼを通って、鼻から垂れてきます。
綿球で鼻先を詰めていますが、2時間ぐらいしたら綿球は真っ赤になり、血が垂れてきます。
なんで、約2時間おきに綿球の交換をしていました。

麻酔で動けない状態だけど、動かないといけない状況。
意識が朦朧としながらも、洗面器と綿球の換えを近くに置き、その場で対応できるようにしました。

起きたついでに、布団を敷いて眠る環境を作りました。

「麻酔が効いているから、これを利用して眠ろう。」

すぐに眠れました。
だけど、30分後。
強制的に起こされました。


喉に溜まる血。
鼻から垂れてくる血。
慣れない呼吸。


この3つの原因で強制的に起こされました。
そして、この3つの原因で約30分~1時間おきに起こされました。

起きては洗面器に吐血。
起きては綿球の交換。
起きては水分補給。

これを2日間繰り返しました。
なので、2日間、寝たきりだけど眠れない状況が続きました。
食事はできると言われたけど、自分はヨーグルトしか食べれませんでした。
手術よりもこの2日間が本当にきつかったです。

何も手につかない状況だし、頭痛がずっと続きました。
な~んもできない状況。
この2日間は、ただひたすら時間が早く過ぎることを願っていました。

個人的な感想ですが、手術よりも療養1~2日目が辛いと思います。
あの辛さは人生の上位にランクインしました。

このピークが過ぎるのが3日目からです。
ということで、次回は「3~5日目」について書きたいと思います。



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Posted by サトス at 01:42│Comments(0)蓄膿症
 
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